【N’Ism】WoD Championship 2022 優勝作品を解説しよう!!

World Of Dance

 さて、初めての試みとなります。筆者と一緒に学ぼうの時間です

 このコーナーでは、ダンスをどのように見ればいいか分からない!!!そんな方たちに向けて、一緒にどの部分が凄いかを理解していこうというコーナーです。

 因みに紹介するダンスはすべて筆者も初見なのでわからないことだらけです。

 そのため観客目線でやっていこうと思いますので、是非最後まで一緒に堪能しましょう!!!

 今回挑戦します演目は、 N’Ism の2022年WoD Championship で披露された演目です。

 今回のために見るのを止めておいた一作、楽しみです。

Who are the N’Ism

 N’Ismは振付師、NORIさんが手がけるダンススタジオ ‘N’ COMPANYの精鋭集団ダンスクルーです!

 オリジナルのストリートジャズを掲げて活動しており。その評価は非常に高く、一つのジャンルとして確立するほど

 まさに”YOUKAI”の如し、ダイナミックなパフォーマンスと前衛的な振り付けに会場は度肝を抜くことでしょう。

 そんなN’ismの平均年齢は18歳だそうで、まだとても若い方ばかりですね。有望なダンサーばかりで今後の活動にも期待がかかります!!!

 本日は2022年に行われたWoDで優勝した作品を、皆さんと一緒に見ていきたいと思います!!

WoD Championship 2022

作品紹介

 世界各国のダンサーが一挙に集うWorld of Danceの年に一度の行事 Championship で披露された演目。実質ダンスの世界大会ですね。

 コロナの影響で2020年以降の開催は見送りになり、約2年ぶりの開催となった本大会。

 そこで前回覇者のN’ismは、どのようなダンスを見せてくるか注目されていました。

 そこで披露された演目が今回の学ぶ動画となっております。

 結果は見事優勝!!!

 大会連覇を果たし、同大会の日本優勝が5連勝となりました!!

視聴一回目

 今回ブログを執筆するにあたってN’ismさんの演目を始めてみたのですが、難解すぎる….。

 率直な感想としては、別世界に来たような感覚です。

 それも恐竜とか宇宙人とかそういうのではなくて誰も想像ができないような未知の恐怖もはや未知すぎて恐怖を抱いていいかすらわからない…。

 ただ押されていても仕方がありません。分かるところからピックアップしていきましょう。

 まず衣装の中で一人だけ緑の人がいらっしゃいますね。キーマンとなる人でしょう。

 なぜだかガスマスクをかぶっています。不思議ですね。

 それでもって上半身に大きな罰マーク。背中側には特に何もないので補強とかではないでしょう。特別な意味を持っているのでしょう。

 それで音楽もなかなか不気味です。民族音楽に近くもあり電子音楽に近いものでもあり…。不思議ですね。

 んで、こんな感じ音楽で聴いたことあるなって思ったんですけれど、思い出しました

 ぴろぴとさんという映像作家さんがよく使う技法なんですよね。

 username:666My house walk-throughの後半部分辺りがそれにあたりますね。

 (視聴する際にはホラー表現がありますのでご注意ください。)

 この映像では恐怖を前面に押し出しているのですが、N’ism のダンスも恐怖に近いような主題なのでしょうか

 そして問題のダンス部分です。

 そもそもの振り付けの時点から、見たことがないですね。

 それを全員で異常なほど揃わせつつやるものですから、不気味と言わざるを得ません。

 しかしながら時に、緑の人が操り人形のように宙ぶらりんになったり、白い人たちに操られているようになっていますね。何かの暗示でしょうか。

 そうこうしているうちに視聴一回目は終了です。どちゃくそ難解。

 大丈夫、君だけじゃない。

衣装が緑色の人が主人公 or キーマンっぽい
音楽が恐怖を表しているかもしれない
ダンスは見たこともない振りを揃えてくる、緑色の人が操られている?

調査タイム

 さて、一回目の視聴が終わりより詳しく見ていくにあたって、よりN’ismを調べていきました。

 そうしていくと、なんとこちらの大会費用をクラウドファンディングサイトで集めていたではありませんか!!!

https://readyfor.jp/projects/nism

 そしてなんと…テーマが書かれていましたね!!!

今回、世界大会で披露する作品は怒り心頭です。

コレオグラファーNORIさんが約10年前に世の中に対する怒りをぶつけるために作り、今までの歴代のダンサーさんが踊られてきた歴史ある作品です。…

N’ismがこの作品を怒り狂って踊る姿を、叫んでいる姿を、世界に見せつけたいです。

このN’ismにしかできない「怒り心頭」を世界に発信し、

再び世界チャンピオンに、また日本人の五連覇の歴史を継続させたいのです!!!

https://readyfor.jp/projects/nism プロジェクト内容より 一部抜粋

 でましたね。答え。

 さらに別の大会でも同演目を行っていたそうです。

 視点がより上からになっているので、今までわからなかった部分が分かるかもしれませんね。

ヤバすぎる(狂気な)振り付け

 先ほどまで見れなかった部分まで見れるようになりましたので、新しいほうからダンスを見ていきましょうか。

 ……….。

 …….。

 …。

 え、やばすぎん!?

 ちょっと何やってるか分からないですね。

 勿論普通に見ていてもやばいところはワンサカありました。

 しかしながら、俯瞰で見るとさらにやばい振り付けがありました。

 それが 2:27 ~ 初めの映像では何気なしにジャンプしているだけと思っていました

 ですがよくよく見ると違和感があるんです。

 2:30 付近で緑の人が正面へ歩いてきた際、何かに乗り上げたのはお分かりになりましたか??

 ただ、その後に白い人が転がった後に台のようなものはありませんね。

 さらに真ん中に誰かいたという感じでもありません。

 ただ、真ん中にあった何かに乗り上げているんです…。

 唯一あるのは…白い人たちの足だけですね….。

考察:ガスマスクについて

 テーマは『怒り心頭』となっていたのはお話しした通りですが、一体演目にどのような影響を与えていたのでしょうか。ここからはあくまで推測ですので、ご了承ください!

 まずは衣装から。

 怒っているような状況、感情的になっている状況では呼吸がしずらいと思います。

 ガスマスクはそれを表しているのではないでしょうか。

 そう考えると、ガスマスクをしている緑の人は怒っている本人であり、周りの白い人はみどりの日との心の中の感情たちということでしょう。

 そして感情に操られている緑の人…つまり感情に流されている状態といえるのではないでしょうか。

 だとすると少しだけ希望がありますね。一番最後、みどりの日とはガスマスクをとっていますね。つまり感情が収まった、怒りが落ち着いたのではないでしょうか。

考察:ジャズと〇〇を組み合わせた全く新しい試みをしていた!?

 皆さんは、怒りの感情から生まれたダンスを知っていますでしょうか

 それはクランプというジャンルのダンスです。

クランプとは、ヒップホップダンスから派生したジャンルの一つです。

怒りや対抗など力強い意思をダンスで表現し、自分を解放しながら精神を高めていくというメッセージが込められています。

このダンスは、相手を威嚇したり、胸や腰を振ったりと男らしくアグレッシブな印象が強いです。
グループでのパフォーマンスよりも、ダンスバトルやセッションで頻繁に見られます。

https://re-dia.jp/column/krump-dance/ 熱い魂と思いが溢れる!クランプダンスの基本動作や歴史をチェック より一部抜粋

 因みにこのようなダンスとなっております。

 私は今回のN’ismの振り付けにクランプに近いものを感じました

 なぜならアームスイングやストンプといったクランプに親和性があるような振り付けを行っていたからです。

 どこでそんな振り付けを行っていたかって??

 いろいろやっているではありませんか!!

 0:352:48はストンプ、アームスイングは何回も行っているバク転やハンドスプリングに当たります。

 どうでしょうかそれを加味してみると、クランプに見えてきませんでしょうか。

 私はここから、今回の振り付けはジャズの世界観にクランプを落とし込んだ、挑戦的な振り付けに挑戦したのではないかという仮説が生まれてきますね。

ガスマスクは感情的になり呼吸がしずらいことを視覚的に表している
実はクランプ要素が強く、ジャズ×クランプという新たな試みをしていた


いかがでしたでしょうか?

今回は難解なダンスを自分なりに解説してみました!!

もし、こうではないだろうか!!という方がいらっしゃいましたら是非、コメントをお願いします!!

今後もN’ismの活動をチェックしてみてください。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

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